新しい大腸スコープを導入しました。｜ふしたにクリニック｜内視鏡検査（胃カメラ・大腸カメラ）・内科・胃腸内科

新しい大腸スコープを導入しました。

7月に最新の大腸スコープを導入しました。

富士フィルム社より5月末に発表されたＥＣ-L600ZPという機種です。

従来のカメラとどう違うか？   ということですが、

このカメラには拡大機能が備わっていることです。

拡大機能があるメリットは、ポリープの表面を拡大して観察することで、ポリープの悪性の有無や進行度などを見分けることがかなり出来ることです。また切除した場合の取り残しを見る上でも非常に有効です。

そうする事でより慎重な対応をとる事が出来ます。

以前より拡大機能付きのカメラはありますが、無しのカメラに比べるとサイズが太く、また操作性も悪いため、曲がりくねった部分では、その分患者さんに対して苦痛を伴わせる場合もあり、総合病院のような大きな施設でしかあまり使用されていないのが現状です。

しかし、今回導入したカメラは太さは従来の拡大無しのカメラよりも細く、かつ操作性も格段に良くなっています。

当院では、今年から10mm程度までのポリープ(初回検査で発見されるポリープの大きさの90パーセント以上が10mm以下です)の切除を行なっており、今回のカメラの導入によって、以前よりもより確実な診断・切除を出来る事が期待されます。

2015年07月17日

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