風疹が流行しています。｜ふしたにクリニック｜内視鏡検査（胃カメラ・大腸カメラ）・内科・胃腸内科

風疹が流行しています。

風疹が全国的に大流行しています。

当院でも風疹患者さんが出ています。

今年だけで6月までで風疹にかかった人は1万人を超えています。

特に東京、大阪などの都心部で流行しており、20代から40代の男性の方が多いです。

なぜ、上記の年代に多いのかという事ですが、風疹の予防接種が始まったのは1977年からですが、

女性のみが対象でした。その後現在の幼児期に定期予防接種の形になりましたが、それまでの移行期の

間に接種をあまり受けていない世代が発生しました。1979年4月から1987年10月までに生まれた方はワクチン接種を受けていません。さらに1977年から1989年の間に中学校に通っていた男性も集団接種の対象から

外れていました。

これらの事から、現在２０代から４０代くらいの多くは男性を中心に予防接種を受けていない可能性が高いと考えられます。

風疹感染がなぜ問題なのかと言うと、妊娠中の方が感染すると胎児に先天性風疹症候群（CRS）と言われる先天性白内障や緑内障、先天性心疾患、感音性難聴などの障害を引き起こす可能性が あるからです。

そのため、上記の年代の方で妊娠を希望する女性、妊婦さんの夫は積極的にワクチン接種を行う方がいいです。

女性の方で受けたかどうか分からないという人は、抗体というものを調べることで、免疫があるかどうか分かります。

またお知らせの方にも書いてますが、条件を満たす方は市の助成が受けられますので、接種を希望される方は一度ご相談ください。

あと、ワクチンが非常に入手困難になってきておりますので、業者に在庫・入手可能の確認が必要となっておりますので一度お電話にて当院に問い合わせしてください。

2013年07月01日

一覧に戻る